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中国大連で日本語を教えています。日本語を教えながら感じたこと、気づいたことなどを記します。


by nihongobaka
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中国語学校の広告

わたしは今、中国語を習っています。週2回なのでなかなか上達しないなと思いながら通っていますが、先日の授業のとき、「学校の広告に載せるから、文章を書いて欲しい」と頼まれました。聞くと、わたしは理解もいいし、上達もとても早いからとのこと。

仕事が語学教師なので、文法は得意です。言葉を客観的に見て分析する能力もあると自負しています。そのため、中国語を勉強するときも文法は容易に理解できます。練習問題も大して難しくないので、教科書だけはどんどん先に進んでいます。

が、「理解できる」というのと「使える」というのは別問題で、「聞く」「話す」の練習が不足しているため、未だに中国人の会話を聞いてもほとんどわからないし、会話もほとんどできません。

先生はteacher's talkおよび語彙コントロールをしているので先生の言うことはよくわかるし、先生は外国人の変な発音にも慣れているので、わたしのたどたどしい中国語でも通じます。しかし、実践となると全然だめです。

まあ、それでもかなり読んでわかるようにはなったし、食堂やスーパーなどごく限られた場面ではあまり困らなくなりました。最初はただの「音」でしかなかったバスの中の放送も最近は「言葉」として耳に入ってくるようになりました。

以上のようなことは日本語を勉強している学生たちにとっても同じだと思います。教室の中だけでなく、いかに「実践」で使える日本語を身に付けさせるか、教師にとってひとつの課題です。
by nihongobaka | 2006-08-02 19:30 | ことば以外の話題