中国大連で日本語を教えています。日本語を教えながら感じたこと、気づいたことなどを記します。


by nihongobaka
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文法的に説明できない表現 3

「知りません」

動詞の「~ます」の形は未来の動作(例1)や習慣的な動作(例2)を表し、現在の状態を表すには「~ています」の形(例3)にしなければならない。

例1:わたしは明日学校へ行きます
例2:わたしは毎朝牛乳を飲みます
例3:鈴木さんは今本を読んでいます。(進行中の動作)
   田中さんはいすに座っています。(動作が完了した状態が続いている)

よって、「知ります」は未来の動作を表し、「知っています」は「知る」という動作が完了した状態が続いていることである。

通常「~ています」の否定形は「~ていません」だが(例4)、「知っています」だけは「知っていません」とはならず、「知りません」となる。

例4:「座っていますか」「いいえ、座っていません」

「~ます」は未来の動作を表すので、「知りません」は未来に「知る」という動作が行われないという意味になるはずだ。だが、実際には現在の状態を否定している。

これは一体なぜだろうか。学生には習慣的にこのように言うと指導しているが、今のところ、明確な答えは見つかっていない。
by nihongobaka | 2006-11-10 17:50 | ことば