中国大連で日本語を教えています。日本語を教えながら感じたこと、気づいたことなどを記します。


by nihongobaka
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カテゴリ:学生たち( 5 )

2007年度春季コース開始

昨日から春季コースが始まった。秋のコースは人数が多く2クラスあったのだが、春は大幅に減り、新しい学生が6人、前回ビザが取れずに居残っている学生が3人で9人になった。また、1クラスに逆戻りだ。

昨日と今日でひらがなとかたかな、そして特殊拍を教えたが、すでに「速い」と文句を言う学生がいる。「かな」の読み書きだけで、2日間、8時間を費やしている。「多すぎて覚えられない」と言うが、それなら、覚えられるまで何度でも練習すればいいのだ。実際、大半の学生は導入の翌日にはほとんど読めるようになっている。

400時間で「みんなの日本語1・2」(全50課)を終えるというスケジュールは結構きつい。単純に50で割ると、1課あたり8時間だが、「かな」だけですでに8時間も使ってしまった。ほかにテストなど、教科書以外に取られる時間があり、実際のスケジュールはもっとタイトになる。つまり、彼らは毎日、膨大な量の単語や文型を覚えなければならない。その日に習ったことはその日のうちに覚えてしまわなければ、どんどん取り残されていってしまう。

彼らには毎日宿題を出しているが、宿題しかしない学生がいる。宿題はその日にやったことのまとめのようなもので、「覚える」という作業はそれとは別に、自分自信で必死にやらなければ、できるはずがない。「かな」ごときで音をあげているような学生は、おそらく日本語の習得は無理だろう。
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by nihongobaka | 2007-03-20 18:26 | 学生たち

新しい学生たち

新しいコースが始まって、3週間が過ぎた。まだ始まって間がないので、ほとんどの学生はまじめだが、すでにやる気が見られない者もいる。始まって3週間にもなるのに、まだひらがなとカタカナをきちんと覚えていない。宿題はほかの生徒のものを丸写し・・・等

彼らは日本へ留学するためにこの学校にいるのに、どうしてやる気がないのか理解できない。本人は留学する気などないのに、親の意向で仕方なく入ったのだろうか。日本で大学へ行こうと思ったら、相当高い日本語力が必要だ。ここでの勉強は初級だけなので、ここでの勉強が理解できないようなら、大学進学はあきらめたほうがいい。以前、日本へ行った学生で、もう一度初級からやり直している生徒がいるが、大学進学は難しいだろう。

この春日本へ行った学生で一人とても優秀な生徒がいて、この学校で「あいうえお」から勉強を始め、コース終了時にはわたしがほかの中国人と話すときに簡単な通訳ができるまでになった。その彼は今、上級クラスにいて、今年11月の日本留学試験を受け、来年の春に進学するつもりらしい。わたしは努力家の彼なら国立大学へ行けると信じている。

どうも、一部の学生は自分は何もしなくても、先生が自分の日本語をうまくしてくれると勘違いしているようだが、日本語が上手になる魔法でも使わない限り無理だ。教師は学生の日本語がうまくなるよう手助けするだけで、結局、上達するかどうかは本人の努力次第だ。

語学の勉強(に限らずすべての勉強)は、だんだん険しくなっていく山道を登るようなものだ。最初は平坦な道なので、だれもがあまり苦労せず、登ることができるが、上に行くにつれ、どんどん険しくなっていく。教師は学習者を頂上へと導くガイド役で、常に正しい道筋を案内し、障害があれば、それを乗り越える最善の方法をアドバイスする。しかし、本人に険しい山道を、障害を乗り越えて進んでいくだけの力と意志がなければどうしようもない。

そうは言っても、学生たちの日本語をうまくするのがわたしの使命なので、やる気がない学生だからと言って、放っておくわけにはいかない。しかし、最初からやる気のない学生に勉強させることなどできるのだろうか。いつも頭を悩ませる問題だ。
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by nihongobaka | 2006-09-16 00:51 | 学生たち

秋季コース開始

先週から秋季コースが始まった。これから6ヵ月間で初級を終了し、日本へと旅立って行く学生たちだ。今回は大半が今年高校を卒業したばかりの学生で、人数も前回よりはるかに増え、日本語のクラスは二つになった。日本語の講師も私だけでは足りないので、二人になった。

高校を卒業したばかりだと言うので心配していたが、今のところは始まったばかりだからか、みんなまじめにやっている。ただ、動詞の活用が入ってくるあたりから挫折する生徒が出てくるので、それからが心配だ。前回は一クラスの人数が少なかったから良かったが、今回は人数が多いので、やる気のない生徒が増えると収拾がつかなくなる恐れがある。

今、第一課が終わったばかりだが、すでに差が出始めている。できることなら、落ちこぼれを作らず、みんなの留学の夢をかなえてあげたいので、さらにわかりやすい授業の方法を模索しつつ、進めていこうと思う。

余談になるが、わたしの生徒たちのほとんどの年齢はわたしの年齢の半分にも満たない。わたしの子供だと言っても通じなくはないと思うと、わたしも年をとったものだと思う。気持ち的には彼らと変わらないつもりなのだが・・・
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by nihongobaka | 2006-09-06 17:58 | 学生たち

勉強しない学生 その2

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今日、春季コースの授業が終わった。以前にも書いたとおり、彼らの半分くらいはほとんど勉強しない学生だったので、わたしも厳しく接してきたが、なぜか彼らはわたしのことを気に入ってくれており、別れを惜しんでくれた。

勉強しないとは言っても、彼らは本当に気のいい若者だ。先生という立場で見れば、彼らはどうしようもない落ちこぼれだが、先生と生徒という立場を離れれば、彼らは好青年に思える。彼らのこれからの人生がすばらしいものになるよう願っているが、今の状態では日本へ行っても成功は望めない。

初級でつまづいているような学生は、そもそも語学の習得には向いていないのだから、日本留学はあきらめて、国内で自分に向いていることを探したほうがいいと思う。日本へ行くのは時間とお金の無駄だ。

そうは言っても、彼らの多くは中国の大学に進学できなかったから、日本留学を目指しているそうなので、このまま国内にいても明るい未来はないということなのだろう。

日本へ行って、大学へ行けず専門学校に進学することになっても、あるいはそれさえもかなわず、日本語学校だけ卒業して帰国することになっても、中国で大学に行かず就職するよりはいいということなのだろうか。

来週から新しい学生がやって来る。聞くと、ほとんどが高校を卒業したばかりだそうだ。また「進学失敗組」がほとんどのようなので、今から頭が痛い。
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by nihongobaka | 2006-08-25 18:03 | 学生たち

勉強しない学生

わたしが教えているところは留学準備のための学校で、わたしが教えている学生たちはここで初級レベルを終了して、日本へ行ってからは日本語学校の中級クラスに入ることになっている。彼らはほとんどがこの夏に高校を卒業する学生で、日本での大学進学を目指している。それなのに、真剣に勉強しない者が多い。

日本へ進学目的でやってくる就学生は多いが、その中で大学に進学できるのはごく一握りだ。わたしが以前いた日本語学校でも、専門学校に進学した者が多かった。大学、特に国公立大学には必死で勉強し、成績が常にトップクラスであったような者でなければ行けない。
学生には何度もそのことを話しているのだが、彼らは基本的に「やれ」と言ったことしかしない。宿題はまじめにするし、テストがあれば勉強する。が、それ以外はしない。彼らは毎日、大量の新しい単語、文型を習うので、予習・復習は欠かせないはずだ。わたしは文法や意味を説明することはできるが、それを自分のものにするのは自分自身の努力しかない。わたしは彼らが効率的に日本語を身に付けられるよう、手助けするだけだ。

彼らは基本的に考えようとしない。わからなければ必死で考えて答を導き出そうとせず、すぐに答を求める。自分で努力を怠っているくせに、授業がわからない、進度が速いと文句を言う。習ったことを覚えていないのだから、授業が理解できないのは当たり前だ。
もちろんこのような学生ばかりではない。中には本当にまじめに勉強している学生もおり、彼女はすべてのテストで常に90%以上をマークする。彼女は頭がよく、語学センスもいいことは確かだが、それだけでなく、彼女の勉強に対する姿勢が他の学生とは全く違う。

ここで学んでいる学生たちは寮に入っているので、授業時間以外はすることがない。一応、自習の時間というものが設けられているのだが、監督者がいないので、ほとんどの学生は遊んでいる。
彼らは日本へ行ってからはアルバイトをしなければならないので、時間がない。今勉強せずにいつするのか。これも彼らには何回も言っているのだが、真剣に受け止めていないようだ。
そうは言っても、今のところほとんど全員何とかついてきているので、日本へ行ってから初級をやり直すことになる学生はわずかだと思うが、今の姿勢を改めなければ、日本へ行ってから苦労するのは結局彼ら自身だ。
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by nihongobaka | 2006-07-14 19:18 | 学生たち